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壁のはなし

06 09, 2011
大工さんによる造作工事が完了すると、再び左官さんたちの出番。

先月中旬から、荒壁の上に新しく土が塗られた。
これを左官用語で「大直し」という。
IMG_4077_20110605102007.jpg
(大直しを施すシャカンヤさん↑)

IMG_4040_1.jpg
↑右側がいい感じにひびが入った荒壁
荒壁は、耐力壁としても優れていて、
ひびや亀裂は、それだけ粘着質の強い「固い土」という証なのだそう。
このひびは、上に塗る土の接着を良くし剥離防止の役割も果たす。

↑左側が大直しされた壁。
大直しの土は、荒壁に使用していたものよりさらさらなめらかな質感だった。
ひび割れしにくいようが多めに混ぜてあるらしい。
これを荒壁のひびや隙間に埋め込みしっかり定着させ、
大直しが乾くと、さらにもう一度土を塗って平らに仕上げていく(→中塗り)。

左官さん曰く、
「荒壁を付けるのには、とにかく体力が必要で、
 直しや仕上げ段階に行くほど、熟練された技が必要になってくるんだよ。」
ついでに、
「江戸時代までは、土に関わる職人が「左官」なのに対して、
 木に関わる大工は、「右官(ウカン)」と呼ばれていたんだよ。」
と、教えてくれた。(へぇ~。知らなかったよ。)


中塗りが完全に乾けば、いよいよ上塗り(仕上げ)
わが家の壁は、すべて白い漆喰で仕上げられるが、塗り方と工法には二通りの方法がある。

1階リビングと和室は、左官仕上げの真壁
柱や梁等の構造材を見せる工法で、一般的に和室の壁に多い仕様。
真壁 IMG4151_20110605105547.jpgspaceimg01.jpg


2階寝室と子供部屋は、大壁
プラスター(石膏)ボード(写真右下)に塗装用の紙下地を貼った上に、
仕上は左官ではなく、ペンキ屋さんがローラーで漆喰を塗る。
大壁 IMG_4148_20110605105547.jpgspaceimg02.jpg
構造材を見せないので、すっきりシンプルな洋風の壁になる。(この雰囲気も好き。)


戸袋や、2階廊下の手すり部分等、荒壁の入っていない真壁仕上げの内装には、
左官仕上用ラスボード↓に、鏝(こて)で下地と中塗り、漆喰を塗る。
内装 image100.jpg IMG_4036.jpg
大壁(塗装・クロス貼)用のプラスターボードがフラットなのに対して、
左官用ラスボードは、くぼみが入っているのが特徴。
ラスボードに下地を塗った壁に、中塗りを施している左官さん(↑)。

一見、同じように見えて、施工の仕方はこんなに違う。

この巣づくりを通して、いろいろ勉強になった。
職人の皆さんも、私の質問に細かく答えてくれるので、
まるで小学生に戻って、社会見学や自由研究をしているような感覚だった。
長かった観察記録もそろそろ終盤。(淋しくなるなぁ。。。)

**********************************

*リビング西側の移り変わり*
2010.11/27 竹小舞が編まれる。 ⇒⇒⇒⇒⇒ 2010.11/30 壁土が付けられる。
IMG_3530_20110605091932.jpg IMG_3572.jpg

2010.12/10 荒壁乾燥中。 ⇒⇒⇒⇒⇒ 2011.5/18 大直し完了。
りびんgu IMG4010.jpg

2011.06/03 中塗り乾燥中(キッチンカウンターからの眺め)
IMG_4165.jpg
(↑ここに自分が立って、料理するという実感がまだ無い。)

この土色の壁は、もうじき真っ白な漆喰でお化粧され、仕上げられる。
このままの色もしっとりした雰囲気で、なかなかお気に入りだった。



左官さんの活躍、次回もつづく。
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