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内装・造作工事記録 その1

06 04, 2011
先月で木工事が終了し、現在、内装の仕上げに入っています。
ここまで来ると、進捗スピードがとても速く感じます。
いよいよ今月中旬、木と土の巣が完成し、
着工と同時に授かった新しい命(第二子)も、月末には誕生する予定です。

ここらで、完成に向けて温めておいた内装工事の記録を披露させていただきます。

*********************************

昨年10月に着工してから、ここまで約9ヶ月。
人間の胎児の成長とほぼ同じぐらい長い工期である。
わが家の工事に時間がかかるのは、「土壁だから」という理由だけではない。

まずは、家具や建具に既製品は一切使用せず、
すべてをひとつひとつ人間の手で造っていること。


*リビングTVボード*
↓幅約3mの栗無垢の天板を制作中の大工さん。
IMG_3955.jpg

2011.05/06 取り付け中  ⇒⇒⇒⇒⇒ 2011.05/10 本体取り付け完了。
IMG_3956.jpg IMG_3988_20110604044949.jpg

2011.05/30 完成。建具が入った! 建具にも硬くて丈夫な栗無垢材を使用。
IMG_4171.jpg
(↓懐かしの妄想図) 欲望が見事に実現されていて、感無量。。。
TVボード図 - コピー

鴨居や敷居、戸袋も手づくり。
1階リビング・ダイニング・キッチンの窓には全て障子が入るので、
開放したとき、ここに建具を引き込んでおけるようになっている。
IMG_4154.jpg IMG_4153.jpg

さらに、以前私が「あの穴と金具が気になる…」とぼやいた
火打ち梁の穴とボルト↓が、いつの間にか綺麗に処理されていた。(これには感激♪)
IMG_4156_20110604043805.jpg IMG_4077.jpg



*お風呂(ハーフユニットバス)*
2011.04/30 天井と壁に槇板が貼られる。  ⇒  2011.05/06 完成。
IMG3891_20110604061935.jpg IMG_3962.jpg
「高野槇(コウヤマキ)」とは、油分を多く含んでいて、
 香りが強く(檜(ひのき)をもっと甘くしたようなにおいで)、耐水性に優れている。
 風呂、水桶はもちろん、流し場、船、橋等に最適な木材とされてきたそうだ。

木の香りに包まれてゆっくりお風呂に浸かれる日が待ち遠しい。
IMG_3995_20110604044140.jpg IMG_3960.jpg
アグレッシブにプンプン香りまくる高野槇の端材は、
タンスの防虫剤として使えそうだなと思った。

*********************************

そして大工さん曰く、
最も手間のかかる理由は、建材に全て無垢材を使用していること。

亀津建築は、見えないところまで徹底的に無垢材にこだわるポリシーなので、
通常、押入れにはベニヤ板を数枚貼って終了できる工程が、
細長い無垢板を何枚も貼る為、倍以上の手間と時間がかかるわけだ。
beniya.jpg mukku.jpg
 (左)一般的なベニヤの押し入れ   (右)亀津建築仕様の押し入れ(杉無垢板使用)。

さらに手間なのが、無垢の柱の処理。
無垢材特有の暴れを防ぐ為、柱に「背割れ」という溝を入れるのだが、 
c0148740_15431421.jpg
↑背割れを入れることによって、柱の形が斜めに歪む。
この角度を測り、杉板等の内装材も柱の角度に合わせて一枚一枚カットする。
「これが結構手間で、地道な作業なんですわ。」
と、大工さんが図に描いて説明してくれた。
これは本当に昔ながらの方法で、昔から日本の木造家屋はこのようにして建てられてきた。
大工さんは、「ここまでこだわる工務店は他に無いですね。」と苦笑いしていた。

工場で生産、プレカットされた集成材の柱なら、
綺麗な真四角で、狂ったり暴れたりすることも無いし、
いちいち材料の角度を測ったり計算したりする手間も省ける。
材料が全て均一で正確に揃っているので、工事がスピーディーに進む。

とある大手ハウスメーカーさんの展示場で、
「弊社の家は、着工して2ヶ月以内には完成・引き渡し出来ます。」
と聞いて驚いたことがある。営業マンは
「あらかじめ工場で生産されたユニット(完成品)を、現場で組み立てるだけだからです。」
と、壁ユニットの断面模型を使って丁寧に説明してくれた。
品質が安定していて、徹底的に無駄を省いたシステムに、思わず感心してしまった。


以前このブログで、家を器に例えていたことがあった。
「均一で扱いやすい工業製品」と、「ぬくもりのある手づくりの器」、
どれを選ぶかは、その人の好みや用途によるから、
「どちらが良い」とは一概に言えないし、それぞれ良いところがあると思う。

ただ、私にとっては、職人さんたちが手間をかけてじっくり造ってくれている
この作品に住まわせていただくことの喜びと感激は、
「銭をかけている」とか、「豪華だ」とかではなくて、
職人さんたちの苦労を知っているからこそ、『ほんとうの贅沢』だなとしみじみ思う。

ここは堂々と、
「この家は、良い素材で丁寧に建ててもらっているのです。」と自慢しておこう。


次回もラストスパートに向けて、職人さんたちの腕自慢。
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