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長期優良住宅先導的モデル事業

08 08, 2010
我が家の着工は今年10月。完成は来年5月の予定。
巣づくり計画の進行がスローペースなのは、ちょっと理由がある。

最初の打ち合わせのとき、暖房設備について夫婦の意見が割れていた。
大きな吹き抜けのある家には、薪ストーブで暖をとるのが一番であるが、
夫が断固反対するので、それなら床暖房を入れようと思った。
しかし、床暖に対応できる無垢材は、種類が限られているうえに値も張り上がる。
さらに、熱源を電気にすると、ランニングコストがとんでもないことになると聞き、
オール電化を考えていた私たちは悩んでいた。
暑がりな夫は「無駄だ。いらん。」
寒がりな私は「凍えるのは嫌だ。」

そんな私たちに、社長がこんな提案をしてくれた。

「床暖房より省エネで、体に優しい暖房があるんです。
 床下から放熱して家全体を温める暖房で、薪ストーブの暖かさに近い心地良さです。
 その暖房を設置するなら、国土交通省の
 『長期優良住宅先導的モデル事業』という制度を利用してみませんか?

 土壁には、もともと蓄熱と調湿の機能があります。
 さらに最先端の高断熱技術を取り入れて、高性能な省エネ住宅を造るのです。
 ちょっとのエネルギーで、夏涼しく、冬は暖かく過ごせますよ。
 長期優良仕様にするには、費用も通常より多めにかかってくるわけですが、
 国からなんと200万円の補助金が入ります。
 余った補助金でその暖房も入れちゃいましょう!
 
 先導モデルの補助金制度は2棟限定で、今年はもう使ってしまったので、
 次は来年度になります。完成が4月以降にずれても差し支えなければ
 スプースさんの家でぜひ使ってみようと思うのですが、どうでしょう?」

この話に私はすぐに飛びついた。
本当は、来年の息子の幼稚園入園までに引っ越したいところだったが、
これは魅力的な話だと思った。

長期優良住宅とは、
耐震・耐久・省エネ・維持管理・可変性・バリアフリー・住環境・維持保全
という条件を満たした長寿命な家。
長く住み継がれることによって、建て替えによる廃棄物やCO2の削減、エコに繋がる。
しかも、『政府のお墨付』ということで、資産価値が高い家になる。

先導モデル事業とは、
今までの日本の、「スクラップ・アンド・ビルド」(建て替えの考え方)から、
いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う「ストック社会」への、啓発事業である。
その具体例として採択されたプロジェクト。↓
『土塗壁木造住宅の高断熱化普及促進事業』
これを、今回私たちの巣に取り入れされてもらうことになったのだ。

もっと簡単に言うと、
「大量消費・使い捨て文化はもう古い。これからは、価値ある住宅を造って残そう!
 そのための費用を、国が一部負担します。」
という制度である。

「いいものを長く使う。」
その考え方は、まさに私の目指しているところなのだ。
こんな素晴らしいプロジェクトを私たちの新しい巣で実現させてもらえるなんて、
なんとありがたいことだろう。
しかも、貴重な2棟のうちの1棟を我が家に選んでくれたなんて…

「私の家づくりの熱意が社長に伝わったのかな?」
と言うと、夫は、
「たまたま真壁と床暖の話してたからってだけだろ。 おいおい、自分を過大評価するなよ。」
と。…相変わらずシラけさせてくれる男だ。


とは言っても、実は私、疑い深い性格である。
この制度のメリット・デメリットも調べてみた。
デメリットは、性能強化にかかるコストアップが大きい(一般住宅の約2割増)ということらしいが、
もともとK建築の標準が高性能な優良住宅仕様なので、
コストアップの比率はそこまで大きくはならないようだ。

7月下旬、完成したばかりの長期優良住宅先導的モデルの家を見学した。
この地方は、「日本で最も暑い」と言われていて、
毎年全国最高気温を何度も記録している町である。
この日も相当暑かったが、中に入るとひんやり涼しかった。
約40坪の家に、6畳用エアコン1台のみ(26~28℃に設定)で、充分な涼しさだった。
さすが土壁。夜はエアコンが要らないそうだ。

例の、床下放熱暖房も設置されていた。
家中の床の至る所に、開口が設けてあった。
社長曰く、ここから温風ではなく温かい空気が出てくるそうだ。
うーん。想像ができない。
今が冬だったら実感できたのになぁ…
こんなに暑い現在でも、冬のことが気になる。
寒がりな私にとって、「冬を快適に過ごせること」こそ、一番重要なのだ。

そんなに優れた暖房なら、なぜあまり知られていないのだろう?
まだ開発されて間もないのだろうか?
そう言えば、正式な商品名も聞いていない。
↓ネットで調べたら、こんな商品があった。もしや、これか?
床下放熱器

来週、打ち合わせである。
謎の暖房、早くその正体が知りたい。。。


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断熱と暖房

08 12, 2010
昨日は、約3週間ぶりの打ち合わせだった。

間取りとプランは、ほぼ最終形態にまとまった。
あと少々気になる点もあるが、後の記事に書くとしよう。


今回、断熱方法と暖房設備について詳しく説明してもらった。

『土壁外断熱』
土壁は、「調湿できる魔法瓶」のような優れた特性を持っているのに、
どうしても熱が漏れやすく、断熱性には欠けてしまう。→参照
そこで、土壁の外側に断熱材を施し、外気の熱(寒さ)を二重に遮断する。
こうして土壁の弱点を外断熱で補うことによって、
長所である「蓄熱(保温・保冷)性能と、調湿(湿気を吸収する)性能」が活かされる。
窓はトリプルガラス。 結露を防ぐため、熱伝導率の低い樹脂サッシを使用するそうだ。

(樹脂サッシが優れた物であることは解っているのだが、正直言うと、
 自然素材の家に『樹脂』という素材が、不自然な存在に感じてしまった。
 木製サッシのほうが断然かっこいいのだが、気密性には欠けてしまう。
 木製の高気密サッシも存在するが、目玉が飛び出るぐらい高価だったので、
 即、あきらめた。)

『床下放熱暖房システム』
最初に聞いたときは、OMソーラーのことかと思ったが、違っていた。
謎の暖房の正体は(というのも大袈裟だが)、基礎断熱住宅専用の床下暖房であった。
床断熱ではなく、建物の外周に面した基礎に断熱を施すという方法である。
床下に換気口を設けず、外からの熱や湿気を完全に遮断するので、結露の心配も無い。
この断熱方法は、北海道等の寒冷地で多く取り入れられているらしい。
床下空間もひとつの室内と考えています。
 よって、床下の温度と湿度は室内と同じ環境に保たれています。
 いつでも中に潜って掃除や点検ができるよう、45㎝の高さにしてあります。」
と、社長は説明してくれた。
この床下に放熱器を設置し、足元からのふく射熱と自然対流で、部屋全体を暖める。
こちらも、もともと寒冷地で普及していた暖房で、特別新しいものでもないらしい。
つまり、我が家は高気密・高断熱の寒冷地仕様になるというわけだ…驚きだ。。。

上記の二つがセットになって、快適な冬を約束してくれる。
しかも、政府から支給される200万円で、これらを補うことができるなんて…
ああ、ありがたや。

打ち合わせのお土産に、チルチンびとと、家具カタログと、蜂蜜をいただいた。
IMG_3145.jpg
毎回、チルチンびとの最新号をいただけるのはありがたい。

宮下さんが「良質でリーズナブルです」と教えてくれた北欧調家具「CRASH PROJECT」
価格もデザインも私のツボであった。
CRASH PROJECT通販

蜂蜜はなんと、社長が趣味で事務所の裏で養蜂していて、
「今朝採れたばかりです。」と言って、
100%日本ミツバチの搾りたてハチミツをプレゼントしてくれた。
普通に買おうとしたら、一万円はする高級食品である。
何より、趣味で蜂を飼育しているという社長の意外性に驚いた。

K建築の人々は、穏やかなテンションなのだが、喋っていると楽しい。
夫は、いつも社長と関係無い話で盛り上がっている。

私は、この打ち合わせを毎回、首を長くして待っている。


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